2017年雪組『”D”ramatic S!』雪組の魅力とパワーがほとばしるSong & Dancing Show!

ドラマティックS
しらこまる

こんにちは、しらこまるです!

今回は2017年雪組全国ツアー公演『”D”ramatic S!』というレビュー作品をご紹介します。本作は、前回の記事でご紹介したお芝居『琥珀色の雨にぬれて』と二本立てで上演され、DVDにも同時収録されています。

当時、新トップスターとして就任した望海 風斗(のぞみ ふうと)さん率いる雪組が、 “Dramatic”&“Dynamic”に歌い踊る本作。

1つ1つの場面から雪組パワーがほとばしり、その魅力が心に残るレビュー作品です!

※公演の詳細はこちら→宝塚歌劇団公式HP

DVD / Blu-ray 収録情報

  • タイトル:Show Spirit『”D”ramatic S!』
  • 作・演出:中村 一徳
  • 主な出演者:望海 風斗(のぞみ ふうと)/ 真彩 希帆(まあや きほ)/ 彩凪 翔(あやなぎ しょう)
  • 収録年月日:2017年9月18日 愛知県芸術劇場大ホールにて
  • 同時上演(収録):ミュージカル・ロマン『琥珀色の雨にぬれて』

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ひとこと解説

元雪組トップスター早霧(さぎり)せいなさんの退団公演で上演されたレビュー作品、『Dramatic “S”!』

しらこまる

“S”は早霧せいな(Seina Sagiri)さんの”S”!

その全国ツアー版として「雪組(Snow troupe)の魅力を、最大限詰め込んだショーシーン(Show Scene)」というテーマに、新しく“D”のキーワードが加えられた本作。

望海 風斗(のぞみ ふうと)さん率いる雪組が、“Dramatic(ドラマティック)”&“Dynamic(ダイナミック)”に繰り広げる場面の数々が心に残るレビュー作品です!

しらこまる

”D”は望海さんの愛称「だいもん」の“D”!放つ輝きはまるでダイアモンド(Diamond)💎・・・の”D”!

見ごろ!見どころ!オススメどころ!

闇を切り裂くような音楽と共に、ひとり舞台上に登場した望海さんが歌い出す場面から始まる本作。

望海さんの「”D”ramatic S! Final!(←DVD収録は千秋楽)」のひと声から、金色と黒の衣装に身を包んだ出演者全員が合流し、ロックでスタイリッシュなプロローグが展開していきます。

全国ツアー公演のため、人数は約半数になっているものの、それを感じさせないくらいにほとばしるエネルギーとパワーに圧倒されます!

しらこまる

出演者全員によるプロローグの後で望海さんが一人残り、「♪見つめられても 目を離さないで 俺を見てくれ」と歌いながら客席を練り歩いてウィンクを飛ばしたり、目にとまったお客様と握手する様子がまた素敵!

そして、最前列の空いている席に急に腰掛ける望海さん。同時に沸き起こる「キャー!!✨」という黄色い歓声😆

・・・その演出のためだけにわざわざ空席を作っておいたのだろうか。って考えるとちょっとおもしろい(笑)

この項目では、そんな本作で綴られる数々の場面から、特にお気に入り&オススメの場面をご紹介していきたいと思います!

第5~7場 Show Star Show 噂のショースター“翔”を見よ!

彩凪 翔(あやなぎ しょう)さんのファンは必見!退団された今もなお、個人的に彩凪さんといえばこの場面のイメージが色濃く残っています。

ロック調の音楽に乗せて、男役・娘役を引き連れて歌い踊る彩凪さん・・・醸し出すオラオラ感?がたまらなく素敵✨

同時上映のお芝居『琥珀色の雨にぬれて』に引き続き、沙月 愛奈(さつき あいな)さんとのペアで披露するダンスもカッコイイです!

しらこまる

透真(とうま)かずきさん真那 春人(まな はると)さんなどベテランの男役が放つ色気、千風(ちかぜ)カレンさんのムーディーな歌声も印象的な場面です♪

第8~10場 サプール(パリ) ロマンティックな世界観と音楽に魅せられて

たった数分間の場面で表現されているストーリーが、なんともロマンティックな世界観を創りだす・・・本作『”D”ramatic S!』と、大劇場公演の『Dramatic “S”!』の両方にある場面ですが、個人的には一番好きな場面です💞

エッフェル塔やパレットをモチーフにしたお洒落な舞台装置をバックに、サプールの男Sに扮した望海さんたちが、パリの画家たちの思いを歌い踊る。

彼らが奏でる思いが、やがて現れた絵の具の精たち【星南(せいな)のぞみさんなど】によって、真彩さんなどが扮する美しい女達を描く。

すると絵画から女達が抜け出し、やがて命を得て美しい女性になる。サプールの男達は女達に心惹かれ、パリの街で結ばれる。

…という美しい物語が背景にあり、心地よい音楽と共に読み聞かせてもらっているような感覚になります。

私がDVDを観る度に、何度もリピート再生してしまうこの場面。本作を手に取る機会がありましたら、ぜひチェックしてみてください!まさにイチオシです✨

しらこまる

梨花(りか)ますみさん奏乃(そうの)はるとさんが、「♪夜は闇に溶け 愛の日が昇る 街灯が映し出す 恋人たち」と妖しく歌い出す曲が特に好きで、折り重なった楽器の音を聴き分けられるくらい何回も繰り返し聴きました(笑)

第16~17場 Snow Troupe・希望 これから始まる明るい未来にワクワク!

トップコンビが誕生し、新しい雪組の歴史がこれから始まるんだ!」「希望に満ち溢れ、光り輝く未来に向かって突き進んでいこう!

望海さんと真彩さんを中心に、ピンク色のスーツでキメた出演者たちが、明るく力強く歌いあげるこの場面からはそんなメッセージが伝わってきます。

観劇当時、新トップコンビの誕生と新しい雪組が築いていく未来に希望を感じて、ワクワクと胸躍らせたことが懐かしいです。

しらこまる

望海さんと真彩さんのトップコンビが築いた雪組の一時代は光り輝いていて、観劇するたびに心惹かれ、さらに雪組を好きになっていく…そんな約3年半だったなあと思います。

コロナウィルスの感染拡大で公演が中止になることもあり、こちらが想像する以上に大変でお辛いこともあったと思いますが、1公演1公演を全力で駆け抜け、精一杯表現する姿にとても勇気づけられました✨

使用楽曲の試聴・購入について

本作で使用された楽曲は、下記の公式サイトから試聴・購入が可能です✨

Quatre Rêves ONLINE / TAKARAZUKA REVUE MUSIC

しらこまるのタカラヅカ小話「観劇当時の思い出」

本作の観劇は、相模女子大学グリーンホールでの1回でした。

その1回の観劇で強烈に印象に残ったのが、ある男役さんの身に着けていたアクセサリー(袖口につけていたカフスボタンだったかも)が、踊っている途中ではずれて飛んでいってしまったところを、偶然オペラグラス越しに見ていたことです。

「あっ、大変!」と息を飲んだのですが、その方と向き合って踊っていた別の男役の方が、パッと片手でキャッチして何事も無かったかのようにダンスを続けていました。

一連の出来事が本当に一瞬!ドキドキしすぎて心臓バクバクでしたが、ものすごく感動して、心の中でそのナイスキャッチ・ガイに大きな拍手を贈りました!

顔と名前が一致していなかったあの頃の自分が悔しい!

単純にラッキーだっただけかもしれませんが、舞台人としてのプロフェッショナルな対応力に触れたひとときでした。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!この記事が、あなたにとって「次なる宝塚作品との出会い」のきっかけになれましたら嬉しいです。

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