2015年雪組『La Esmeralda』- エメラルドの海と灼熱の太陽を感じて元気をもらえるラテン・ショー!

La Esmeralda
しらこまる

こんにちは、しらこまるです!

前回の記事でご紹介したお芝居『星逢一夜(ほしあいひとよ)』と二本立てで上演され、DVDにも同時収録されているレビュー作品『La Esmeralda ラ エスメラルダ』をご紹介します。

心に抱く情熱を、いつも力いっぱい表現される早霧(さぎり)せいなさん

かわいらしさだけでなく、クールな気品とミステリアスな美しさも併せ持つ咲妃(さきひ)みゆさん

トップコンビのお二人をはじめ、当時の雪組生の魅力が沢山つまった作品です!

※公演の詳細はこちら→宝塚歌劇団公式HP

DVD収録情報

星逢一夜

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ひとこと解説

海賊紳士と海賊淑女に扮した雪組生たちが、エメラルド色の海に向かって華やかに出帆するプロローグから始まるラテン・ショー!

『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』には、“エメラルドの宝石”や“エメラルドの海”という意味があるそうです。エメラルド色に輝く海と灼熱の太陽を感じながら、観て頂きたい作品です。

見ごろ!見どころ!オススメどころ!

本作は、演出の齋藤吉正先生がスペインを旅行した際に出会った町や人々、そしてエメラルド色の海・・・これらをモチーフに描かれた、明るく情熱的な人々が織りなすエピソードで構成されています。

この項目では、特にお気に入り&オススメの場面をご紹介していきたいと思います。

第4場 Historia-4 Plaza de Toros 闘牛場を舞台に繰り広げられる愛憎劇

エメラルド色の海に囲まれたプロローグから一転!舞台はスペイン南部の古い闘牛場に。

美しい娘Carmen【咲妃みゆさん】をめぐって、かつてCarmenの恋人だった旅人Toro【早霧せいなさん】と、ジプシーたちのリーダーToreo【彩風咲奈(あやかぜ さきな)さん】が闘う場面になります。

ジプシーたちに囲まれて、3人が舞台の中心で情熱的に踊り絡み合う・・・灼熱の太陽の下、舞い上がる土煙や、砂埃の匂いが感じられる躍動感あふれる場面です!

しらこまる

2021年に月組トップスターに就任した月城(つきしろ)かなとさんと、現在は星組で活躍されている有沙瞳(ありさ ひとみ)さんの歌声も素晴らしいです!

第7~8場 Historia-6 Paris amar 1920年代パリのクラブに迷い込んだ狂乱の一夜

パリの人気者ポップスター・ホープ【望海風斗さん】が、恋人のアン【星乃(ほしの)あんりさん】とドアボーイ【英真(えま)なおきさん】と共に、1920年代パリのクラブに迷い込んでしまう場面です。

腰にバナナをぶら下げた衣装で踊るジョセフィン・ベーカー、芸術家や踊り子たちも加わり、楽しく華やかな世界観を楽しめます!

シャンソンの名曲、「♪La Violetera(ラ・ヴィオレテラ)」や「♪バラ色の人生」は、本作のこの場面をきっかけに知りました。聴いたことのあるような懐かしい曲調で、なんとなく良い曲だな~と思ったのが印象的です。

沢田研二さんの「♪ウィンクでさよなら」が宝塚のレビューで歌われるのも、初めて観たときは驚きでした。

しらこまる

チャラくてコミカルな望海さんも素敵です!女の子達と戯れるホープを見て嫉妬するアンと、それを見てやきもきするドアボーイのお二人もかわいらしいです♪

第18場 Historia-9 Siren 元気が出るパワーソング!「♪エスメラルダの太陽」

フィナーレに近づき、海賊紳士・淑女たちの航海が終わりを告げる頃、激しい嵐が襲ってきます。嵐の元凶である怪獣シーレーンと怪物レヴィアタンと戦い、その戦いの終結と共に美しいエメラルドの海が蘇り、朝日が昇るというイメージの場面です。

そこで歌われる「♪エスメラルダの太陽」という曲は、曲調にも歌詞にもパワーがあって元気をもらえるような気がします。落ち込んだときや疲れているときなどにオススメの1曲です!

しらこまる

「愛の追い風受けて どこまでも走れ 走れ 振り返るな♪」という部分の歌詞が特に好きです。

また、早霧さんの歌声や歌い方を聴いていると、「誰かを元気にしたい、勇気づけたい」というメッセージが伝わってくるように感じます。観劇するたびに、「“心”で歌って“心”を伝えることのできる方なのだなぁ」と思っていました。

使用楽曲の試聴・購入について

記事の中でご紹介させて頂いた楽曲を含め、本作で使用された楽曲は、下記の公式サイトから試聴・購入が可能です✨

Quatre Rêves ONLINE / TAKARAZUKA REVUE MUSIC

しらこまるのタカラヅカ小話「久しぶりに観て思ったこと」

宝塚愛好家1年目の頃・・・とにかく望海さんに会いたいがためにDVDを購入しました。

望海さんの他にちゃんと認識して観ていたのが、トップコンビ(早霧さんと咲妃さん)だけだった当時を思い出しつつ、久しぶりに本作を観て思ったことは、「大好きなタカラジェンヌさんがこんなにたくさん出演していたんだ!」ということです。

今(2022年5月現在)をときめく雪組トップスターの彩風咲奈さん、月組トップスターの月城かなとさん永久輝(とわき)せあさん真那春人(まな はると)さん有沙瞳さん彩(いろどり)みちるさん野々花(ののか)ひまりさん・・・などなど。挙げたらキリがない!!

今は学年や番手が上がって組の中でも目立つ存在になり、毎公演でそれぞれの持ち味や魅力を存分に発揮できる場面を多く与えられている方々ですが、過去の作品を観ると、まだそこまでスポットを当てられていない頃にしかない特有の熱や輝きに触れることができます。

過去の作品を視聴する際にメインキャストの後方にも注目していると、今は大好きだけど当時は存在を知らなかったタカラジェンヌさんとの思いがけない出会いがあり、毎回新鮮な気持ちで楽しむことができます。愛好家歴が長くなるにつれて、そういった楽しみが増えていくのもおもしろいです!

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!この記事が、あなたにとって「次なる宝塚作品との出会い」のきっかけになれましたら嬉しいです。

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